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費用と業者えらび

世田谷区で切り株の抜根を頼むとき。費用と日数が変わる四つの条件

。木を切ったあと、しばらくしてからこう聞かれることがあります。切るときの見積りは見たことがあっても、抜くほうは見当がつかない、という方がほとんどです。

抜根は、地上で木を切る作業とは中身が違います。相手は土の中にあって、掘ってみるまで全部は見えません。そのため金額は、木の名前や高さよりも、地面の下と庭の条件で動きます。この記事では、どの条件で費用と日数が変わるのかを順に書きます。

庭番に頼んだ場合の抜根の金額の目安は、サイトの料金表に載せています。先に金額の幅を見てから、下の条件で自分の庭がどのあたりに入りそうかを考えると、見積りの数字を読みやすくなります。

そもそも抜いたほうがいいのか、残すか枯らすかで迷っている段階なら、先に切り株は抜いたほうがいいのか。残す・枯らす・抜くの分かれ目をご覧ください。ここでは決めたあとの話に絞ります。

幹の太さより、根がどこまで回っているか

切り株の太さは、作業の量を考える目安にはなります。幹が太い木ほど、根元から出ている根も太く、本数も多くなりがちです。太い根は、掘り出したあとに切り分ける手間も増えます。

ただ、同じ太さの株でも、手間が大きく違うことがあります。差が出るのは根の回り方です。

根の状態 作業で変わること
株の周りの土がやわらかく、根が浅く広がっている 周りを掘って根を切っていけば、比較的進めやすい
太い根が深く下に入っている 深く掘る必要があり、掘る量と時間が増える
根が塀の基礎・ブロック・敷石の下に入っている 構造物を傷めないよう、掘れる範囲が限られる。手で少しずつ進める
根が排水管やますの近くを通っている 管を傷めないよう、機械を使わず慎重に掘る
株が古く、中が腐り始めている 割れやすく、塊で抜けずに細かく崩れることがある

塀や配管の下に入り込んだ根を、無理に全部引き抜くと、周りの物を持ち上げたり割ったりするおそれがあります。そうした根は、構造物の手前で切って、その先は土の中に残すことがあります。どこまで抜くかは、掘り始める前に決めておくと行き違いが起きにくくなります。

根の回り方は、地上からは半分くらいしか分かりません。株の周りを少し掘ってみて、初めて見えてくることもあります。見積りの段階で確かめておくと安心です。

重機が入らない庭では、掘って切って手で運ぶ

小型の重機が庭まで入れば、株を根ごと掘り起こして持ち上げられます。手作業に比べて、時間はかなり短くなります。

ただ、世田谷区の住宅では、門から庭までの通路が細い、段差がある、建物と塀の間しか通り道がない、という家が少なくありません。重機が入らなければ、作業はすべて人の手になります。おおまかな流れは次のとおりです。

  1. 株の周りに何があるか確かめる
  2. 株の周りを、根が見えるところまで掘る
  3. 見えた根を一本ずつ切り離す
  4. 株を揺すりながら、残った根を探して切る
  5. 株が動いたら起こす。大きければ、その場で割って小さくする
  6. 抜いた株と根を、運べる大きさにして車まで運ぶ

時間がかかるのは2と3です。太い根を一本切るたびに、また周りを掘り広げることになります。重機なら一度で済むところを、何度にも分けて進めるので、同じ株でも日数が延びることがあります。

天気も効いてきます。雨のあとは土が重く、掘った土も株も扱いにくくなります。手作業の抜根は、日程に少し余裕を持たせておくと、無理のない進め方ができます。

車を停める場所や、庭までの運び出しの道筋で変わることは、前の道が狭い家でも伐採は頼めるか。車の停め場所と手運びで変わることに書きました。抜根でも考え方は同じです。

抜いた根の処分は、見積書のどの行に出るか

抜根の見積りで見落としやすいのが、抜いた株と根をどこへ持っていくか、です。根は土を抱えたまま出てきます。重さも量も、切った枝とは別物です。

世田谷区の分別の案内には、可燃ごみとして載っています。多量の場合は清掃事務所へ相談するように、とあります。一方で、同じ一覧にやいう品目はありません。また区は、土・砂・石・ブロック・レンガは収集できない、としています。理由として、廃棄物に当たらないこと、清掃工場などの処理施設の故障につながるおそれがあることを挙げています。土の絡んだ根株を家庭ごみとして出すのは、簡単ではありません。

業者に頼んだ場合の扱いについても、区の案内があります。区のページでは、事業系の資源・ごみは事業者の責任で処理するのが原則、とされています。処理の方法としては、産業廃棄物処理業の許可を受けた業者や一般廃棄物処理業の許可を受けた業者、そのほか廃棄物処理法の規定に従った適正な業者に委託するほか、区の収集を利用する、自ら処理施設へ運ぶ、という方法が挙がっています。抜いた株と根がどこへ運ばれるのかは、見積りのときに業者に確かめておくと安心です。

見積書の上では、抜根まわりの費用はおおむね次のような行に分かれて出てきます。

見積書の行 中身
抜根作業 株の周りを掘り、根を切って株を起こす手間
運搬・積込み 抜いた株と根を車まで運び、積む手間
処分費 抜いた株と根を処分先へ持ち込む費用
埋め戻し・整地 抜いたあとの穴を埋め、地面をならす手間
残土・土の補充 余った土の持ち出し、または足りない土の持ち込み

業者によって、行の分け方や名前は違います。大事なのは、どこまでが金額に入っているかです。とだけ書かれていたら、処分と埋め戻しが含まれているかを確かめてください。処分費が切る費用と別に立つ理由は、伐採の見積書はどこを見るか。切る費用と処分費が別になる理由にまとめています。

抜いたあとの穴と、土の始末

株を抜くと、その大きさの穴が残ります。根が抱えていた土も一緒に出ていくので、掘った土を戻しても、地面が少し低くなることがよくあります。しばらくすると土が締まって、さらに沈むこともあります。

穴をどう仕上げるかは、そのあとの使い方で変わります。

平らに戻すだけなら、掘った土を戻して踏み固める程度で済むことがあります。植え替えるなら、土の入れ替えや補充が要ることがあります。駐車場や通路にするなら、抜根とは別の工事の話になります。

区は土を収集していないので、余った土を家庭ごみで処分することはできません。土を足すのか、持ち出すのか。見積りの前に、抜いたあとの使い道を伝えておくと、どこまでを作業に入れるかが決まりやすくなります。

庭番にご相談いただけること

庭番は世田谷区とその周辺で、伐採、抜根、剪定、草刈り、庭の片付け、植栽・植え替えを請けています。八年、二千件ほど木や草を見てきました。重機が入らない庭の切り株、塀や配管の近くに残った株、抜いたあとに植え替えたい場所。そうしたご相談も承ります。抜いた株と根をどこまで持ち帰るか、穴をどう仕上げるかも、下見のときに一緒に決めます。料金の目安はサイトの料金表をご覧ください。

株の全体と、庭までの通り道が分かる写真があると、電話やLINEでも話が進みます。

参考にした資料

この記事は10月時点の世田谷区の公表資料によります。ごみの分別や出し方、事業系ごみの扱いは変わることがあります。実際に出す前・頼む前に、上の各ページで最新の内容をご確認ください。多量の木くずの出し方は、お住まいの地域の清掃事務所が案内しています。

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